ご相談・ご紹介について
貴院にて
- 「患者さんのもの忘れが目立つようになったため検査を勧めたい」
- 「ご家族から認知症に伴う周辺症状について相談があった」
など、ご心配な患者さんがおられましたら当センターまでご連絡ください。
認知症疾患医療センターへ(貴院もしくはご家族より)
- もの忘れの程度や患者さんの状態についてお尋ねします。
- 初期診断・鑑別診断が必要な方は、初診日の調整・予約を行います。
※通常の紹介は当センターへのお電話のみで可能ですが、抗アミロイドβ抗体薬(レカネマブ)の紹介は予約方法が異なります。
下記『抗アミロイドβ抗体薬(レカネマブ)について』をご参照ください。
- 早急な受診が必要な場合や、初診までに長くお待たせする場合など、お住まいの地域の協力病院や認知症専門医をご案内することもあります。
受診
事前もしくは初診時に、MRIやCTなどの画像データを郵送・ご持参いただけますと、診立てをお伝えしたり内服薬の調整を行うこともできます。
また、検査日が短縮され、患者様・ご家族様の負担軽減となります。
ぜひ、ご準備ください。
当日ご持参いただくもの
- マイナンバーカードまたは保険証
- 紹介状(診療情報提供書)
- 各種検査データ
- おくすり手帳
お返事
初期診断・鑑別診断の結果および今後の治療・ケア方針について、お返事を郵送いたします。
抗アミロイドβ抗体薬(レカネマブ)について
レカネマブ(レケンビ®)治療は脳神経内科医が担当いたします。
対象となる方
- 本人および家族(介護者)に治療意思があること
- 軽度認知障害(MCI)または早期アルツハイマー型認知症の方
- 治療開始前1カ月以内のMMSEスコアが22点以上
かつCDR全般スコア0.5または1…当院にて検査実施
- PETまたは髄液検査にてアミロイド病理が陽性…当院にて検査実施
- その他、頭部MRI検査で脳の状態を確認します。
治療について
- 外来にて1時間程度の点滴治療を2週間ごとに行います。
- 投与開始後2カ月、3カ月、6カ月までを目安に頭部MRI検査を実施します。
- 投与期間中は6カ月ごとに有効性および安全性の評価を行いながら、
最終的に原則18か月までで投与終了となります。
副作用について
およそ4人に1人の割合で起こる点滴に伴う反応に、頭痛、悪寒、発熱、吐き気、嘔吐等の症状があり、その際は解熱鎮痛剤を処方します。
また、6~8人に1人の割合でアミロイド関連画像異常(微小出血、ヘモジデリン沈着、浮腫、浸出液貯留)の副反応を生じる可能性があります。
検査の流れ
- 初診外来
- 神経心理検査(MMSE、簡易CDR等)
頭部MRI予約、必要であれば脳血流シンチ
- 2回目外来
- 結果説明、アミロイドPET予約
- 3回目外来
- 結果説明、入院予約
- 1泊2日入院
- 詳細な神経心理検査(CDR等)、髄液検査
今後の外来治療、頭部MRIの予約
- 外来治療へ
およそ4人に1人の割合で起こる点滴に伴う反応に、頭痛、悪寒、発熱、吐き気、嘔吐等の症状があり、その際は解熱鎮痛剤を処方します。
また、6~8人に1人の割合でアミロイド関連画像異常(微小出血、ヘモジデリン沈着、浮腫、浸出液貯留)の副反応を生じる可能性があります。
抗アミロイドβ抗体薬治療をご検討中の医療機関の方へ
抗アミロイドβ抗体薬治療のご紹介はご紹介は通常と予約方法が異なります。
紹介方法については下記ホームぺージよりご確認ください。
長崎大学病院
※「長崎大学病院紹介患者予約申込書」をFAX送付いただく際は下記の通りご記載し送付ください。
抗アミロイドβ抗体薬治療を希望されているご本人・ご家族の方へ
予約には、紹介状が必要となります。
既に軽度認知障害(MCI)やアルツハイマー型認知症の診断を受けている方はかかりつけの先生に一度ご相談ください。
まだ、診断を受けておらずもの忘れが気になる方は、当センターまでお電話ください。