学生・研修医の皆さんへ

学生の皆さんへ
5年次臨床実習(ポリクリ)
1.実習の目標・方針
 腫瘍外科の実習では、診療科の名前のように腫瘍を中心とした様々な外科的疾患について実践的な知識を習得することに加え、外科診療グループのメンバーとして診療を体験・参加することを重視しています。診療グループから担当入院患者さんを割り当て、各グループの一員となって担当医と行動し、最終日のプレゼンテーションとレポート提出によって目標到達を評価します。
  “何よりも学生が楽しく、有意義な2週間の実習を過ごせることを望んでいます!”


2.実習内容と方法
実習開始日の月曜日は腫瘍外科医局に8:15に集合し、抄読会、教授・准教授回診、呼吸器外科カンファ(医局)に参加後、オリエンテーションとなります。火曜日スタートの場合は腫瘍外科医局に8:30集合となります。

A.病棟実習
1) 症例検討
割り当てられた患者については診断・予定術式・問題点まで把握するよう努める。
 
患者の病歴、現症、検査所見、画像診断、手術所見、術後経過等を含めた内容でレポートを作成し提出する。レポートの内容として、特に患者の治療上の問題点や、疾患の特異性よりみた治療にあたっての考察、手術術式の選択、術前・術後管理について言及する。
病室実習最終日は午後に腫瘍外科医局において、症例報告・検討会を行う。自分が勉強したことを伝えるだけでなく、ほかのグループの皆が勉強できる有意義な発表、そして自発的な意見交換を行って、高いレベルを目指すことを目標とします。
2) 回診実習
月・水曜日の9:00からの教授回診では、受け持ち患者に対してスタッフのようにプレゼンテーションができるように頑張ります(教授は親切に教えてくれます!)

B.手術実習
 
担当患者や他の症例の手術を見学し、標準的手術を把握する。
何よりも、“外科医になり切って”がモットーです。

C.外科学演習(レクチャー)/実技(トレーニング)
  院内外講師により、実戦に即した外科診療や実技についてレクチャーを受けます。様々な症例を学習することで、実践に即した実力を養うことが目的です。実技(トレーニング)ではシミュレーション室にある外科手術トレーニングセットを用いて実習を行います。スタッフと楽しく語らう時間を設け外科の面白さを伝授してもらいます。

D.内視鏡演習と学外実習
  外科手術に繋がる実践的内視鏡診断を学びます。
長崎原爆病院で前線病院の生きた外科治療や外科診断学を実習する。


3.評価方法
・出席および実習態度。
・レポートの内容


4.実習予定表
  8:15/8:30 9:00~ 昼食 13:00~14:20 14:30~16:00 16:00〜17:00
第1日(月) 抄読会(医) 教授・准教授回診/呼吸器外科カンファ/オリエンテーション後、病室実習   病室実習 シミュレーション室  
第2日(火)※ 手術・病室実習
長崎原爆病院
 
第3日(水) 消化器外科カンファ
(8西)
准教授回診(カルテカンファ)後、内視鏡演習   外科実技演習 14:00~
NST回診
 
第4日(木) 手術・病室実習  
第5日(金) 術前・術後カンファ 病室実習   病室実習 外科学演習  
第6日(月) 抄読会(医) 准教授回診/呼吸器外科カンファ/病室実習   病室実習 病室実習  
第7日(火)※ 手術・病室実習
長崎原爆病院
 
第8日(水) 消化器外科カンファ
(8西)
内視鏡演習   外科実技演習 外科学演習  
第9日(木) 手術・病室実習  
第10日(金) 術前・術後カンファ 病室実習    症例検討会  
※2~3名ずつに分かれて院外実習も行う。


5.その他
第一外科5つの班に分かれて診療している。
  ・呼吸器外科班
(松本桂太郎准教授、町野隆介講師、蒲原涼太郎助教、 朝重耕一助教、土肥良一郎助教、小畑智裕助教)
・乳腺・内分泌外科班(大坪竜太講師、稲益英子助教)
・小児外科班(山根裕介助教)
・胃・食道外科班(荒井淳一講師、濵﨑景子助教、橋本泰匡助教)
・大腸・肛門外科班(野中 隆准教授、富永哲郎講師)
呼吸器班は12階西病棟、乳腺・内分泌外科班は12階東病棟、消化器外科(胃・食道外科班、大腸・肛門外科班)は8階西病棟、小児外科班は6階東病棟。


6.全体を通して
先輩の医学的会話に耳を傾け、研修生や先輩に積極的に質問し、外科医になりきる
ポリクリ実習風景(1週目 水曜日ver)  
乳房診察キットを利用して  
乳房診察キットを利用して  
CVポート穿刺① CVポート穿刺② CVポート穿刺③
CVポート穿刺
(学生さんが一生懸命取り組んでいました!!)