各診療班の紹介
 
感染免疫  
 
 感染症は小児期における罹病率のトップを占める最も身近な疾患です。公衆衛生の進歩や抗生物質・予防接種の普及によって一部の感染症は姿を消しつつあります。例えば、痘瘡の撲滅は医学の進歩が成し遂げた輝かしい金字塔の一つですし、ポリオ、ジフテリア、破傷風、百日咳、麻疹など多くの疾患が劇的にその数を減らしてきました。しかしながら、新たに人類の脅威となってきた様々な新興感染症(例えば、AIDS、プリオン病、大腸菌O157:H7、SARS、鳥インフルエンザなど)の台頭や、一旦はコントロールされたにも関わらず再び私達の健康を脅かすようになってきた再興感染症(例えば、多剤耐性の結核やマラリアなど)の問題は、感染症を軽んじて来た私達に大きなしっぺ返しをしているかのようです。さらに抗生物質の多用乱用は多くの耐性菌の出現を促してしまい、致命的な院内感染を引き起こしてきています。またバイオテロの脅威は、感染症の分野が抱え込んだ21世紀における新たな大問題となっています。
  世界的には多くの小児が感染症のために命を落としております(罹病率・死亡率ともに第一位)。先進国である日本においても、感染症は今なお小児の死因に直接間接に大きく関わっており、感染症を診る事ができる医師の育成、それに感染症のコントロールのために必要な研究は小児の健康福祉の上で大きな比重を占めています。

1. 概要(主に診療上のことについて)
 
 感染症そしてそれに関わる免疫についての診療は全ての診療班にまたがっています。つまり、神経、呼吸器、循環器、消化器など全ての系において、感染症・免疫が病因となる多くの疾患が存在し、外来・入院ともにそれぞれの診療班が担当することになります。したがいまして感染症だけの専門外来は設けていませんが、次に述べる項目につきましては教授外来(月・金の午前中)を中心に行っています。ただし、感染症に対する対応はタイミングが非常に重要な事が多いので、決められた日のみに外来紹介するよりは、e-mailや電話などで適宜相談して下さい。
1) ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-I)母児感染予防のフォローアップ
2) B型肝炎ウイルスの母児感染予防のフォローアップ
3) 小児科病棟内感染予防対策
4) ヘルペスウイルス(単純ヘルペスウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルス、EBウイルス、HHV-6)による特異的な病態
5) 易感染もしくは免疫不全疑いの児の診療
6) 免疫不全児に対する感染予防指導
7) 海外渡航小児に対する感染予防指導
補足:
1) 長崎県ATL母子感染防止研究協力事業(APP)に則って行っています。指導者用テキストが必要な方は、当方もしくは長崎県福祉保健部保健予防課まで御連絡下さい。
4) 種々のレトロウイルス・ヘルペスウイルスに対する定量的PCRを実施していますので、これらのウイルスの関与が疑われる場合にはご相談下さい。現在実施しているのは、HIV-1, HTLV-I, HSV, VZV, CMV, EBV, HHV-6, HHV-7, JCV, BKVなどです。血液検体の場合はEDTA加採血し、決して凍結させずに搬送して下さい。
5) 一般的な免疫学的検査の他に、フローサイトメトリーによる種々の細胞表面マーカーの検索、一部の先天性免疫不全についての遺伝子診断(Wiskott-Aldrich症候群など)も施行しています。
6) 免疫不全児で開業医では予防接種が実施困難な場合に限って予防接種の是非を検討し施行しています。(参考までに、アレルギー児に対する予防接種はアレルギー外来(木曜午後)において施行しています。)
  その他、水痘や麻疹などに曝露後の発症予防のための免疫グロブリン製剤の投与の是非についてもアドバイスしております。
7) 海外に渡航される小児のための予防接種、免疫グロブリン製剤の投与、化学予防などの相談や、予防接種証明書(英文)の発行を致します。現在、当院では感染症内科において「旅行外来」が完全予約制で行われておりますので、今後は小児科がこちらに協力する形で実施していくことを検討しております。

附:社会活動の概要

日本ウイルス学会 理事(森内浩幸)
日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会専門委員(森内浩幸)
日本小児感染症学会 理事、研究教育委員会委員長(森内浩幸)
厚生労働省予防接種研究班班員(森内浩幸)
長崎県感染症対策委員会委員(森内浩幸)
同、エイズ・性感染症専門部会長(森内浩幸)
長崎県ATLウイルス母子感染防止研究協力事業連絡協議会委員(森内浩幸)
長崎市結核対策委員会 委員(森内浩幸)
厚生労働省ワクチン研究班 班員(森内浩幸)
日本臍帯血バンクネットワーク事業運営委員会感染症検討小委員会 委員(森内浩幸)

2. スタッフ紹介
 
診療面
森内 浩幸
hiromori@nagasaki-u.ac.jp
ECFMG合格後、アメリカ合衆国において感染症専門医トレーニング・コースを修了。NIH Clinical Center, National Children's Medical Center, Walter-Reed Army Medical Center, Georgetown University Hospital, George Washington University Hospital, University of Maryland Hospitalなどにおいて感染症(ID)フェローとして勤務。
研究面
指導教官: 森内 浩幸 (医歯薬学総合研究科 医療科学専攻 展開医療科学講座 小児科学・教授)
  森内 昌子
a65-masa@nagasaki-u.ac.jp
(医歯薬学総合研究科 新興感染症病態制御学系専攻 感染免疫学講座 臨床感染症学・助手)
アメリカ合衆国Howard University College of Medicine / Graduate School of Arts and SciencesにてPhDを取得)
大学院生:  舩越 康智
  伊藤 暢宏
  蓮把 朋之
  石橋 麻奈美
  大坪 善数  
  里 龍晴  
  小形 勉  

3. 研究テーマ・内容
 
主にウイルス病の病態生理について、ウイルス学的および免疫学的側面から研究しています。
1) HTLV-Iの母児感染予防:
HTLV-Iは主に母乳を介して垂直感染します。キャリアーとなった人のうち2〜6%が40代以降に白血病・リンパ腫をおこします。長崎県下を挙げてこの致命的な疾患をくい止める為に、キャリアー妊婦のスクリーニングを行い、キャリアーの方に対し母乳を遮断するよう推奨を続けて来ております。この事業は大学院感染分子病態学講座、産婦人科学教室、県産婦人科医会、原研内科学教室などとの共同で行われており、世界的にも貴重な成果を挙げています。
2) 宿主因子がウイルス感染やその伝播に与える影響の解析:
ウイルス感染の予後を決定する要因として様々な宿主因子の果たす役割は重要です。特に母児感染をおこすウイルス(例えばHIV、HTLV-I、サイトメガロウイルスなど)について、どのような宿主因子がウイルスの伝播や増殖に関わっているのか、または感染防御のために働いているのかを調べています。ウイルス感染の予後を決定する宿主因子の同定とメカニズムの解明は、私達のウイルス感染に対する理解を深めるのみならず、新たな予防法・治療法の開発に有用な情報を与えてくれます。特にHIVやHTLVのようなレトロウイルスと宿主の免疫系との相互作用については世界的な水準で研究が行われております。
3) HIVとその他の微生物感染との相互作用の研究:
HIV感染は宿主に免疫不全をもたらし様々な日和見感染症を引き起こします。が、また一方で微生物感染そのものがHIVの伝播やHIV病の予後に大きな影響を与えます。私達はHTLV-Iや細菌感染、ヘルペスウイルス感染それにマラリアなど、様々な病原体とHIV感染との関わりについて研究しています。21世紀COEプログラム「熱帯病・新興感染症の地球規模制御戦略拠点」の研究テーマの一つとしてタイにおけるコホート研究も推進されています。
4) ケモカインおよびそのレセプターの発現機序の解析:
ケモカインは免疫細胞の遊走や活性化に関与し、免疫・炎症反応において不可欠な役割を果たします。また幾つかのケモカイン・レセプターはHIVやマラリア原虫などの病原体が細胞に侵入する際に必須であることもわかっています。したがって、これらケモカインおよびそのレセプターの発現機序を解明することによって、感染免疫全般にわたって有用な情報が得られることと思います。私達は世界に先駆けてケモカイン・レセプター(かつHIVのセカンド・レセプター)であるCCR5およびCXCR4のプロモーター領域をクローンし、分子生物学的に解析しております。
5) 先天性サイトメガロウイルス感染症の疫学的・臨床的研究:
長崎県のほぼ全域をコホートとして先天性サイトメガロウイルス感染症の実態を探っています。原因不明の痙攣・発達遅滞・感音性難聴の小児の後方視的診断としてガスリー濾紙血や臍帯を用いたリアルタイムPCRを施行し、また脳外科手術の適応となった難治性てんかん患児の脳組織や人工内耳埋込術の適応となった感音性難聴患児の内耳リンパ液からのウイルスゲノムの検出を試みています。先天性CMV感染を疑う症例を診療されておられる方々からのご相談は随意お受け致しますのでご連絡下さい。
その他にも様々なウイルス感染の基礎的または臨床的研究をおこなっています(その一部は上記のスタッフの研究テーマ紹介にも付されています)。皆様方の臨床の現場からの問題提起もお待ちしています。

4. 教育内容
 
研修期間を通して体得していただきたいことは以下の通りです。
1) 小児期の基本的な感染症について臨床的に診断を下すことができる。
2) 確定診断のために必要な検査を正しく施行できる。
3) 治療の必要性を判断し、適切な治療法(抗生物質、抗真菌剤、抗ウイルス剤、免疫グロブリン製剤など)の選択を行う事ができる。
4) 隔離の必要性を迅速に判断し実施できる。
5) 健常児・免疫不全児に対し適切な感染予防措置(感染源を避ける、受動または能動免疫をつけるなど)を取る事ができる。
6) どのような児がどのような病原体に対し易感染性を示し得るのかを理解し、感染予防・早期診断および治療を行う事ができる。

5. 業 績(英文原著論文のみ)
 
  1. Moriuchi M, Moriuchi H. Induction of Lactoferrin Gene Expression in Myeloid or Mammary Gland Cells by Human T-Cell Leukemia Virus Type 1 (HTLV-1) Tax: Implications for Milk-Borne Transmission of HTLV-1. J Virol. 80:7118-26 (2006).
  2. Ikeda S, Tsuru A, Moriuchi M, Moriuchi H. Retrospective diagnosis of congenital cytomegalovirus infection using umbilical cord. Pediatr Neurol. 34:415-6 (2006).
  3. Moriuchi M, Yoshimine H, Oishi K, Moriuchi H. Norepinephrine inhibits human immunodeficiency virus type-1 infection through the NF-ΚB inactivation. Virology. 345:167-173 (2006).
  4. Kawashiri S, Nakamura H, Kawakami A, Ida H, Izumi Y, Tamai M, Origuchi T, Moriuchi M, Moriuchi H, Eguchi K. Emergence of Epstein-Barr virus-associated haemophagocytic syndrome upon treatment of systemic lupus erythematosus. Lupus 15:51-53 (2006).
  5. Honda R, Ohno Y, Iwasaki T, Okudaira S, Okada M, Kamitamari A, Oshima K, Moriuchi H, Kanematsu T. Langerhans' cell histiocytosis after living donor liver transplantation: report of a case. Liver Transpl. 11:1435-8 (2005).
  6. Moriuchi M, Moriuchi H. Cell-Type-Dependent Effect of Transforming Growth Factor-Β, a Major Cytokine in Breast Milk, on Human Immunodeficiency Virus Type 1 Infection of Mammary Epithelial MCF-7 Cells or Macrophages. J. Virol. 78:13046-52 (2004).
  7. Moriuchi M, Moriuchi H. Seminal Fluid Enhances Replication of Human T-Cell Leukemia Virus Type I: Implications for Sexual Transmission. J. Virol. 78:12709-11 (2004).
  8. Yuge A, Kinoshita E, Moriuchi M, Ohno Y, Haga H, Moriuchi H. Persistent Hepatitis Associated with Chronic Active Epstein-Barr Virus Infection. Pediatr. Infect. Dis. J.23:74-6 (2004).
  9. Fukuda Y, Isomoto H, Ohnita K, Omagari K, Mizuta Y, Murase K, Murata I, Moriuchi H, Kohno S. Impact of CagA status on serum gastrin and pepsinogen I and II concentrations in Japanese children with Helicobacter pylori infection. J. Int. Med. Res. 31:247-52 (2003).
  10. Moriuchi M, Moriuchi H. Increased infectivity by HIV-1 of peripheral blood lymphocytes in acute infection with Epstein-Barr virus. J. Med. Virol. 71:343-346 (2003).
  11. Moriuchi M, Tamura A, Moriuchi H. In vitro reactivation of HIV-1 upon stimulation with scrub typhus rickettsial infection. Am. J. Trop. Med. Hyg. 68:557-61 (2003).
  12. Moriuchi M, Moriuchi H. YY1 transcription factor downregulates the expression of CCR5, a co-receptor for HIV-1 entry. J. Biol. Chem. 278:13003-7 (2003).
  13. Moriuchi M, Moriuchi H, Mon HM, Kanbara H. Dichotomous effects of Plasmodium falciparum antigens on expression of human immunodeficiency virus (HIV) co-receptors on and infectability by HIV of CD4+ T cells. J. Infect. Dis. 186:1194-1197 (2002).
  14. Nishikii Y, Nakatomi A, Doi T, Oka S, Moriuchi H. Favorable outcome in a case of perinatal enterovirus 71 infection. Pediatr. Infect. Dis. J. 21:886-887 (2002).
  15. Moriuchi M, Moriuchi H. In vitro reactivation of HIV-1 by stimulation with herpes simplex virus infection. Sex. Transm. Dis. 29:308-9 (2002).
  16. Moriuchi M, Moriuchi H. Transforming growth factor-Β enhances Human T-Cell Leukemia Virus Type I Infection. J. Med. Virol. 67:427-430 (2002).
  17. Moriuchi M, Inoue H, Moriuchi H. Reciprocal Interactions between Human T-Lymphotropic Virus Type I and Prostaglandins: Implications for Viral Transmission. J. Virol. 75:192-198 (2001)
  18. Moriuchi M, Moriuchi H. A milk protein lactoferrin enhances human T cell leukemia virus type I and suppresses HIV-1 infection. J. Immunol. 166:4231-4236 (2001).
  19. Moriuchi M, Moriuchi H. Octamer transcription factors upregulate the expression of CCR5, a co-receptor for HIV-1 entry. J. Biol. Chem. 276:8639-8642 (2001).
  20. Ariga T, Kondoh T, Yamaguchi K, Yamada M, Sasaki S, Nelson DL, Ikeda H, Kobayashi K, Moriuchi H, Sakiyama Y. Spontaneous in vivo reversion of an inherited mutation in the Wiskott-Aldrich syndrome. J. Immunol. 15;166:5245-9 (2001).
  21. Moriuchi H, Moriuchi M, Mizell SB, Ehler LA, Fauci AS. In Vitro Reactivation of HIV-1 from Latently Infected, Resting CD4+ T Cells upon Bacterial Stimulation. J. Infect. Dis 181:2041-2044 (2000).
  22. Moriuchi M, Moriuchi H. Class I-Unrestricted Non-Cytotoxic Anti-HTLV-I Activity of CD8+ T Cells. Blood 96:1994-1995 (2000).
  23. Moriuchi H, Moriuchi M, Fauci AS. Cathepsin G, a neutrophil-derived serine protease, increases susceptibility of macrophages to acute human immunodeficiency virus type 1 infection. J. Virol. 74:6849-6855 (2000).
  24. Moriuchi H, Rodriguez W. Role of varicella-zoster virus in stroke syndromes. Pediatr. Infect. Dis. J. 19:653-658 (2000).
  25. Moriuchi H, Moriuchi M. In Vitro Induction of HIV-1 Replication in Resting CD4+ T Cells Derived from Individuals with Undetectable Plasma Viremia upon Stimulation with Human T-Cell Leukemia Virus Type I. Virology 278:514-519 (2000).
  26. Moriuchi M, Moriuchi H, Williams R, Straus SE. Herpes Simplex Virus Infection Induces Replication of Human Immunodeficiency Virus Type 1. Virology 278:534-540 (2000).
  27. Xiao X, Norwood D, Feng YR, Moriuchi M, Jones-Trower A, Stantchev TS, Moriuchi H, Broder CC, Dimitrov DS. Inefficient formation of a complex among CXCR4, CD4 and gp120 in U937 clones resistant to X4 gp120-gp41-mediated fusion. Exp. Mol. Pathol. 68:139-146 (2000).
  28. Li Q, Tsuruda K, Sugahara K, Dateki N, Ohishi E, Yamada,Y, Tomonaga M, Moriuchi H, Tsuji Y, Kamihira S. Qualitative and quantitative characterization of Fas (CD95) expression and its role in primary human acute leukemia cells. Leuk. Res. 24:437-444 (2000).
  29. Moriuchi, H., and Moriuchi, M. Cytokine/chemokine networks in the pathogenesis of HIV disease: Implications on therapeutic interventions. Current Topics in Virology 1:229-233 (1999).
  30. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and Fauci, A.S. Induction of HIV-1 replication by allogeneic stimulation. J. Immunol. 162:5986-5992 (1999).
  31. Moriuchi, H., and Moriuchi, M. Dichotomous effect of macrophage-derived chemokine on HIV infection. AIDS 13:994-996 (1999).
  32. Moriuchi, M., Moriuchi, H., and Fauci, A. S. HTLV-I Tax activation of the CXCR4 promoter by association with nuclear respiratory factor 1. AIDS Res. Hum. Retroviruses 5:821-827 (1999).
  33. Moriuchi, M., Moriuchi, H., and Fauci, A.S. GATA-1 transcription factor transactivates the promoter for CCR5, a co-receptor for HIV-1 entry. Blood 93:1433-1435 (1999).
  34. Moriuchi, M., Moriuchi, H., Margolis, D. M., and Fauci, A. S. USF/c-Myc enhances, while YY1 suppresses the promoter activity of CXCR4, a coreceptor for HIV entry. J. Immunol. 162:5986-5992 (1999).
  35. Sadat, M.A., Kumatori, A., Suzuki, S., Yamaguchi, Y., Tsuji, Y., and Nakamura , M. GATA-3 represses gp91phox gene expression in eosinophil-committed HL-60- C15 cells. FEBS Lett. 436:390-394 (1998).
  36. Suzuki, S., Kumatori, A., Haagen, I.A., Fujii, Y., Sadat, M.A., Jun, H.L., Tsuji, Y., Roos, D., and Nakamura, M. PU.1 as an essential activator for the expression of gp91(phox) gene in human peripheral neutrophils, monocytes, and B lymphocytes. Proc. Natl. Acad. Sci. U S A 95:6085-6090 (1998).
  37. Moriuchi, M., Moriuhci, H., Turner, W., and Fauci, A. S. Exposure to bacterial products renders macrophages highly susceptible to T-tropic human immunodeficiency virus type 1: implications for in vivo coinfections. J. Clin. Invest. 102:1540-1550 (1998).
  38. Cohen, O. J., S. Paolucci, S. M. Bende, M. Daucher, H. Moriuchi, M. Moriuchi, R. T. Davey, Jr., B. Baird, and A. S. Fauci. CXCR4 and CCR5 genetic polymorphisms in long term non-progressive HIV infection: lack of association with mutations other than CCR5-ニ32. J. Virol. 72:6215-6217 (1998).
  39. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and A. S. Fauci. Factors secreted by HTLV-I infected cells can enhance or inhibit replication of HIV-1 in HTLV-I uninfected cells: implication for in vivo coinfection with HTLV-I and HIV-1. J. Exp. Med. 187:1689-1698 (1998).
  40. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and Fauci, A. S. Differentiation of promonocytic U937 subclones into macrophage-like phenotypes regulates cellular factor(s) which modulate fusion/entry of macrophage-tropic human immunodeficiency virus type 1. J. Virol. 72:3394-3400 (1998).
  41. Hino, S., Katamine, S., Miyata, H., Tsuji, Y., Yamabe, T., and Miyamoto, T . Primary prevention of HTLV-1 in Japan. Leukemia 11 Suppl 3:57-59 (1997).
  42. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Arthor, J., Hoxie, J., and Fauci, A.S. Promonocytic U937 cell clones expressing CD4 and CXCR4 are resistant to infection with and cell-to-cell fusion by T-tropic HIV-1. J. Virol. 71:9664-71 (1997).
  43. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and Fauci, A. S. Cloning and analysis of the promoter region of CCR5, a coreceptor for HIV-1 entry. J. Immunol. 159:5441-9 (1997).
  44. Moriuchi, M., Moriuchi, H., Turner, W., and Fauci, A. S. Cloning and analysis of the promoter region of CXCR4, a coreceptor for HIV-1 entry. J. Immunol. 159:4322-9 (1997).
  45. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Sun, C.-C. J., and Trucksis, M. Disseminated zoster and aseptic meningitis in a previously healthy patient. J. Infect. 35:183-5 (1997).
  46. Moriuichi, H., Moriuchi, M., and Fauci, A. S. NF-ΚB potently upregulates expression of RANTES, an anti-HIV chemokine. J. Immunol. 158:3483-91 (1997).
  47. Hino, S., Katamine, S., Miyata, H., Tsuji, Y., Yamabe, T., and Miyamoto, T. Primary prevention of HTLV-I in Japan. J. Acquir. Immune Defic. Syndr. Hum. Retrovirol. 13Suppl 1:S199-203 (1996).
  48. Moriuchi, H. and Trucksis, M. Urinary tract infection caused by Hafnia alvei. Infect. Dis. Clin. Practice 5:517 (1996).
  49. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Combadiere, C., Murphy, P. M., and Fauci, A. S. CD8+ T cell-derived soluble factor(s), but not Βchemokines RANTES, MIP-1a, and MIP-1b, suppress HIV-1 replication in monocyte/macrophages. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 93:15341-5 (1996).
  50. Hino, S., Katamine, S., Miyamoto, T., Doi, H., Tsuji, Y., Yamabe, T., Kaplan, J.E., Rudolph, D.L., and Lal, R.B. Association between maternal antibodies to the external envelope glycoprotein and vertical transmission of human T-lymphotropic virus type I. Maternal anti-env antibodies correlate with protection in non- breast-fed children. J. Clin. Invest. 95:2920-2925 (1995).
  51. Yamamoto, T., Terada, K., Nishida, N., Moriuchi, R., Shirabe, S., Nakamura, T., Tsuji, Y., Miyamoto, T., and Katamine, S. Inhibitory activity in saliva of cell-to-cell transmission of human T- cell lymphotropic virus type 1 in vitro: evaluation of saliva as an alternative source of transmission. J. Clin. Microbiol. 33:1510-1515 (1995).
  52. Kuribayashi, F., Kumatori, A., Suzuki, S., Nakamura, M., Matsumoto, T., and Tsuji, Y. 1995. Human peripheral eosinophils have a specific mechanism to express gp91-phox, the large subunit of cytochrome b558. Biochem. Biophys. Res. Commun. 209:146-152.
  53. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and Cohen, J. I. The varicella-zoster virus immediate-early 62 promoter contains a negative regulatory element that binds transcriptional factor NF-Y. Virology 214:256-258 (1995).
  54. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Pichyangkura, R., Tirezenberg, S. J., Straus, S. E., and Cohen, J. I. Hydrophobic cluster analysis predicts an amino-terminal domain of varicella-zoster virus ORF10 required for transcriptional activation. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 92:9333-9337 (1995).
  55. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and Cohen, J. I. Proteins and cis-acting elements associated with transactivation of the varicella-zoster virus (VZV) immediate-early gene 62 promoter by VZV open reading frame 10 protein. J. Virol. 69:4693-4701 (1995).
  56. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and Cohen, J. I. Pseudorabies virus early protein 0 is functionally homologous to varicella-zoster virus open reading frame 61 protein and herpes simplex virus type 1 ICP0. Virology 209:281-283 (1995).
  57. Moriuchi, M., Moriuchi, H., and Cohen, J. I. The amino-terminal region of varicella-zoster virus open reading frame 4 protein is required for transactivating function and can functionally replace the corresponding region of the herpes simplex virus ICP27. Virology 208:376-382 (1995).
  58. Terada, K., Katamine, S., Eguchi, K., Moriuchi, R., Kita, M., Shimada, H., Yamashita, I., Iwata, K., Tsuji, Y., Nagataki, S. et al. Prevalence of serum and salivary antibodies to HTLV-1 in Sjogren's syndrome Lancet 344:1116-1119 (1994).
  59. Katamine, S., Moriuchi, R., Yamamoto, T., Terada, K., Eguchi, K., Tsuji, Y., Yamabe, T., Miyamoto, T., and Hino, S. HTLV-I proviral DNA in umbilical cord blood of babies born to carrier mothers. Lancet 343:1326-1327 (1994).
  60. Hino, S., Katamine, S., Kawase, K., Miyamoto, T., Doi, H., Tsuji, Y., and Yamabe, T. Intervention of maternal transmission of HTLV-1 in Nagasaki, Japan. Leukemia 8 Suppl 1:S68-70 (1994).
  61. Moriuchi, H., Moriuchi, M., and Cohen, J. I. The RING finger domain of the varicella-zoster virus open reading frame 61 protein is required for its transregulatory functions. Virology 205:238-246 (1994).
  62. Moriuchi, M., Moriuchi, H., Straus, S. E., and Cohen, J. I. Varicella-zoster virus (VZV) virion-associated transactivator open reading frame 62 protein enhances the infectivity of VZV DNA. Virology 200:297-300 (1994).
  63. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Smith, S. E., Straus, S. E., and Cohen, J. I. Varicella-zoster virus open reading frame 4 protein is functionally distinct from and does not complement its herpes simplex virus type 1 homolog, ICP27. J. Virol. 68:1987-1992 (1994).
  64. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Straus, S. E., and Cohen, J. I. Varicella-zoster virus (VZV) open reading frame 61 protein transactivates VZV gene promoters and enhances the infectivity of VZV DNA. J. Virol. 67:4290-4295 (1993).
  65. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Straus, S. E., and Cohen, J. I. The varicella-zoster virus open reading frame 10 protein transactivates herpesvirus immediate-early gene promoters. J. Virol. 67:2739-2746 (1993).
  66. Kawase, K., Katamine, S., Moriuchi, R., Miyamoto, T., Kubota, K., Igarashi, H., Doi, H., Tsuji, Y., Yamabe, T., and Hino, S. Maternal transmission of HTLV-1 other than through breast milk: discrepancy between the polymerase chain reaction positivity of cord blood samples for HTLV-1 and the subsequent seropositivity of individuals. Jpn. J. Cancer Res. 83:968-977 (1992).
  67. Moriuchi, H., Moriuchi, M., Smith, H. A., Straus, S. E., and Cohen, J. I. The varicella-zoster virus open reading frame 61 protein is functionally homologous to the herpes simplex virus type 1 ICP0. J. Virol. 66:7303-7308 (1992).
  68. Moriuchi, H., and Yamasaki, S. Protein-losing gastroenteropathy complicated with rubella. Clin. Pediatr. 31:702-703 (1992).
  69. Ichimaru, M., Ikeda, S., Kinoshita, K., Hino, S., and Tsuji, Y. Mother-to-child transmission of HTLV-1. Cancer Detect. Prev. 15:177-181 (1991).
  70. Tanaka, A, Moriuchi, H., Hirota, K., and Numazaki, Y. Neutralizing antibody response to cytomegalovirus in seropositive pregnant women. J. Med. Virol. 34:85-88 (1991).
  71. Moriuchi, H., Oshima, T., Katsushima, N, Komatsu, Y., Kitame, F., Nakamura, K., and Numazaki, Y. The herald waves of influenza virus infections detected in Sendai and Yamagata cities in 1985-1990. Microbiol. Immunol. 35:375-388 (1991).
  72. Moriuchi, H., Katsushima, N., Nishimura, H., Nakamura, K., and Numazaki, Y. Community-acquired influenza C infection in children. J. Pediatr. 118:235-238 (1991).
  73. Tsuji, Y., Doi, H., Yamabe, T., Ishimaru, T., Miyamoto, T., and Hino, S. Prevention of mother-to-child transmission of human T-lymphotropic virus type-I. Pediatrics 86:11-17 (1990).
  74. T., Nishimura, H., Nakamura, K., Katsushima, N., and Numazaki, Y. A human malignant melanoma cell line (HMV-II) for isolation of influenza C virus and parainfluenza viruses. J. Clin. Microbiol. 28:1147-1150 (1990).
  75. Moriuchi, H., Takayanagi, T., Yamasaki, S., Yasui, M., Mori, K., Yanai, M., Yanagi, T., and Tsuji, Y. Pernicious anemia in a patient with hypogammaglobulinemia. Acta Paediatr. Jpn 32:311-314 (1990).
  76. Moriuchi, H., Yamasaki, S., Mori, K., Sakai, M., and Tsuji, Y. Rubella epidemic in Sasebo, Japan with appearance of various complications. Acta Paediatr. Jpn 32:67-75 (1990).
  77. Moriuchi, H., Yoshida, Y., and Oshima, T. Gut perforation after infection with herpes simplex virus and Ebstein-Barr virus. Lancet ii:568 (1989).
  78. Nishimura, H., Sugawara, K., Kitame, F., Nakamura, K., Katsushima, N., Moriuchi, H., and Numazaki, Y. A human melanoma cell line highly susceptible to influenza C virus. J. Gen. Virol. 70:1653-1661 (1989).

 
長崎大学小児科学教室
著作権表示